バッタもん日記

人生は短い。働いている暇はない。知識と駄洒落と下ネタこそ我が人生。

ガジェット通信からの寄稿依頼を拒絶します その後

先日の記事で、ガジェット通信編集部からの寄稿依頼を拒否したことを述べました。すると、意外なことに編集部から謝罪のメールが来ました。

同編集部は、著者が記事の寄稿依頼を承諾しても実際に掲載するとは限らず、沙汰止みになってしまうことがあると聞いております。そのため、不誠実な組織なのだろうと思っていました。また、別に実害を被ったわけではなくただ個人的に呆れただけなので、謝罪を受けるとは全く考えていませんでした。よって、この対応は非常に意外でした。担当した編集部員個人の判断か、編集部の総意なのかはわかりませんが。

奇跡のリンゴ」の提灯記事を掲載していながら私の批判記事を掲載しようとしたのは、やはり「両論併記」のつもりだったようです。意図は評価します。ただし、私は一応は学術的な批判を心掛けているつもりです。気持ちの上では。本職である農家や農学者から見れば穴だらけだろうとは思いますので、「どこが学術的だ」と言われたら「ごめんなさい」としか言えませんが。
「両論併記」を目指すのであれば、称賛側、批判側の双方の学術的な意見を掲載しなければ両論併記とは言えません。片や本人の主張を無批判に垂れ流すだけの提灯記事、片や理屈っぽい批判記事、という形では読者を納得させることはできないのではないかと思います。

記事の内容が間違っているとか筋違いの中傷であるとは全く思っていないので、記事の削除や修正を行うつもりはありません。謝罪メールにもそのような要求はありませんでしたし。今後の依頼を全て拒否する方針も変えません。しかし、この件で同編集部を少し見直しました。少しだけですが(超上から目線)。
それだけの誠意と判断力があるのならば、なぜ武田邦彦のヨタ話を掲載し続けるのでしょうかねぇ。義理やしがらみ、金の問題なのでしょうか。あるいは「話題になれば内容は問わない」という姿勢なのでしょうか。いずれにしたところでダメなメディアです。