バッタもん日記

人生は短い。働いている暇はない。知識と駄洒落と下ネタこそ我が人生。

恐怖の怪文書

今年の夏、私の職場に怪文書が届きました。
宛先は私の部署です。私個人ではありません。私の会社は情報発信を行っているので、この文書を拡散することを期待した上での行為なのでしょう。
当然ながら差出人の名前はありません。全く同じ文書が計3枚同封されていました。

大学時代に、校舎の中でたまに怪文書を見掛けました。私の大学は奇人変人が闊歩していることで有名なので、怪文書など珍しくもありませんでした。今ではどうなっているかはわかりませんが、私の在学中には中核派全学連革マル派が公然と活動していました。大学の寮は時々警察の家宅捜査を受けることで有名です。
大学から逃げ出して10年近く、怪文書を見る機会は全くなくなりましたが、幸運にもその機会に恵まれました。うれしい限りです。
下の画像が実物です。本人が「拡散願います」と記述していますので、その希望をかなえてあげようと思います。

中身はよくある被害妄想、反米主義、反ユダヤ主義陰謀論です。明らかに既存の文献のコピーだと思われますので、ちょっと調べてみました。東日本大震災核兵器による人工地震だと唱えているので、出典はリチャード・コシミズ氏か、とも思いましたが、どうも違うようです。結末にいわゆる「アセンション」の話が出て来るので、これを鍵にして調べてみると、どうやら出典は「自称明治天皇の孫」の中丸薫氏のようです。さらに調べると、中丸氏が主催する団体、「太陽の会」が発行する機関紙、「WORLD REPORT」のVol.158だとわかりました。自宅から一歩も出ずにこれだけの情報が集まるとは、インターネットは実に便利な道具です。

怪文書はオリジナリティが重要だと思います。自分で文書を作成せず、他人が作った文書に手を加えるだけでは、怪文書作成者としての能力は非常に低いと思われます。また、東日本大震災という未曽有の悲劇の犠牲者を冒涜する内容の文書を利用するあたり、人格面でも最低だと言えましょう。どこの誰だか知りませんが。