バッタもん日記

人生は短い。働いている暇はない。知識と駄洒落と下ネタこそ我が人生。

「危険デマ」は無害か?

福島第一原子力発電所の事故以降、放射性物質について、危険や風評被害を煽るような根拠のない情報を流す人間が後を絶ちません。
そういう連中は批判を受けると、「安全デマは嘘だった時に被害が出るが、危険デマは例え嘘だったとしても被害が出ない」と開き直ります。この言説は一見正しいようですが、「危険デマ」は本当に被害をもたらさないのでしょうか?

恐怖に駆られて西日本に移住を試みる人が少なからずいます。もしその恐怖が誤りだった場合、移住に要した費用や時間、精神的負担が無駄になります。
私は子供の頃から父の仕事の都合で引っ越しが多かったので、子供の生活に引っ越しがいかに大きな影響を与えるかよく知っています。無駄な引っ越しは子供の生活・友人関係を破壊します。「子供のための引っ越し」が子供の生活を破壊したのでは本末転倒です。

東北・北関東の農産物の売れ行きが低迷しています。現在の放射線の規制値は妥当な水準であるにもかかわらず。ただでさえ低迷している農業が受けている打撃は量り知れません。
また、農産物に過剰なまでの検査が行われています。検査に要する費用や時間が無駄だと思います。放射線レベルは時間とともに低下するので、分析装置を揃えたところでいずれ無用の長物になります。

どの程度の件数・割合で起こっているのかわかりませんが、福島県から避難してきた人々が差別を受ける事例が報道されています。人間の体が他人の健康に影響を及ぼすほど強い放射線を発することはありません。その前に本人が即死します。

被災地の瓦礫の受け入れが進んでいません。例え福島から遠く離れた地域の物でも。そのために復興に遅れが生じています。

根拠のない危険を煽る情報を流す者は、世間では狼少年とかデマゴーグと呼ばれるはずです。
「危険デマ」に振り回されて被害を被る人間が現実に存在する以上、無害であるとはとても言えません。